香川、年内絶望!左ひざ全治2か月の重傷だった!

左膝の負傷で戦列を離脱している日本代表MF香川真司(23)=マンチェスターU=が全治2か月の重傷だったことが20日、分かった。内側側副じん帯を損傷している可能性が高く、ファーガソン監督は復帰まであと1か月かかると判断し、全治を1か月から2か月に修正した。12月9日のマンチェスターCとのダービー戦欠場が決定。年内の復帰も絶望的で、日本代表のエースが大きなピンチに立たされた。

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 ファーガソン監督は19日、遠征先のトルコ・イスタンブールで重い口を開いた。10月23日の欧州CL、対ブラガ戦の前半で左膝をひねり途中退場して以来、離脱している香川について「復帰まであと4週間かかる。回復ぶりは思ったより遅い。残念だが、まだグラウンドに出て練習できていない」。全治2か月の重傷だったことを明らかにした。

 クラブは公式戦を7試合も離れている香川のけがの中身をいまだに公表しないが、関係者によると、内側側副じん帯の損傷という。じん帯断裂や半月板損傷などは避けられたものの、予想以上の重傷で、現在も室内でリハビリを行っている。ファーガソン監督は2日に全治期間を修正し、マンチェスターCとのダービーマッチに間に合うようにリハビリメニューを組んできたが、これも頓挫。

 順調に回復し、12月に入ってボールを使った練習を再開できれば、同23日のスウォンジー戦が復帰の目安になるが、リーグ戦を長期離脱者の復帰テストとしては使いにくい。来年1月5日のFA杯3回戦までカップ戦はなく、復帰は年明けまでずれ込むことになりそうだ。

 移籍1年目の今季、公式戦8試合で2得点3アシスト。レギュラーに定着していた香川だが「まだ自分の位置を見つけ出したとはいえない。もっと結果を出さないと」と話していただけに痛恨の長期離脱となった。救いはサイドのヤング、バレンシア、ナニがいずれも精彩を欠き、香川に挽回のチャンスは残されていること。1日も早くピッチに戻るために、今はリハビリに全力を注ぐしかない。