ロータス、最新エキゾーストを採用

今週末のUS GPでロータスは最新のコアンダエキゾーストシステムを使用するという。だがキミ・ライコネンはマシンのパフォーマンスを最大化するためには、予選前にマシンのセットアップに取り組む必要があると述べた。

ロータスの最新エキゾーストはコアンダ効果を利用した既存のシステムが持つダウンフォース面の利点を生かしながら、パワーを失わずに済むように設計されたもの。アブダビで新バージョンを走らせ、オースティンの初日でも使用したことでチームは新デザインの採用を決めた。

しかしライコネンはサーキットの全面的なグリップ不足を挙げ、予選前にセットアップ作業がたっぷり残っていると指摘した。

「(路面は)最初のセッションで改善し、2回目のセッションでも改善したけど、少なくとも僕らにとってはまだとてもスリッピーだ」と彼は述べた。「コーナーでスライドしすぎないようにするのが精一杯だったよ。ガッカリだ。クルマが良くなる何かを見つけられるといいんだけど」

「僕らが何をしたかは関係ない。単にグリップが足りないだけ。リアエンドだけじゃなくフロントエンドもなんだ。この問題をどうにか解消しないと。今はグリップがまったくなくてタイヤが働かない状態だ。ほかのチームはもう少しダウンフォースがあるのかもしれないけど、明日を待つしかないね」
しかしライコネンはグリップ不足についてはそれほど心配していないようで、予選前のマシンの改善を確信している。

「完全に望み通りのクルマじゃないし、まだいろいろまとめなければならないことがある」と彼は述べた。「最大の問題はサーキットのグリップだけど、たいていどのレースも金曜は少し苦労してグリップが出始めると僕らは良くなっていく。おそらくダウンフォースは十分じゃないだろうけど、サーキットのことは分かったし、明日はクルマを改善できることを願おう」